カーテンというエレメントは、カーテン自体を購入しただけでは終わりではありません。自分の家の窓に掛けて、はじめて「カーテン」として完成します。
その「カーテン」の完成度を大きく左右するのが、カーテンレールの取付位置です。もしかすると、カーテンレールの取付位置などはあまり気にしていないという方が多いかもしれませんが、窓とカーテンの位置関係で、窓装飾全体のイメージは相当変わってきます。
「窓装飾プランナー資格試験」の公式テキスト「窓装飾プランナーBOOK」(P211)には、正しいカーテンレールの取付位置が明記されています。それによると、装飾レールの場合は窓枠から12センチ上部、機能レールの場合は窓枠から10センチ上部に取り付けるとされています。その理由はカーテンを閉めたときに上部からの光漏れを防ぐため、そしてカーテンのプリーツ部分の裏側が外から見えないようにするためです。
実はカーテンの知識が少ない大工さんなどが取り付けたりすると、窓枠のすぐ上、あるいは窓枠そのものに取り付けてしまうケースが多くあります。そこに間違いなく下地があるからですが、それでは光漏れや見た目も悪くなり、せっかく選びに選んだカーテンの良さが半減してしまいます。
また、カーテンレールの長さについても「窓装飾プランナーBOOK」に記載されていて、サイドの窓枠から10〜15センチ長く設定します。これはカーテンのたたみしろをつくるためです。そうすることで、カーテンを開けたときに、窓自体がうつくしくみえるようになります。
インターネットショップや大型店、量販店では、カーテンを安く簡単に買うことはできても、実際に家の窓に掛けるところまでは考えてくれません。最初から最後までしっかり対応してくれる「カーテン買うならこのお店」登録ショップにご相談ください。